■第86回関東学生ヨット選手権大会 予選 2日目
★2002年以来17年ぶりに3艇にて出場!
4699艇 4403艇 3909艇
・4699艇(エントリー 134:セール 4699)
スキッパー:藤田、クルー:星野
・4403艇(エントリー 133:セール 4120)
スキッパー:多田、クルー:河内 → 廣田
・3909艇(エントリー 135:セール 3547)
スキッパー:三原、クルー:福永
・レスキュー
佐藤、町田さん
・陸待機
高見さん
参加大学 22大学
参加艇数 61艇
【4699艇(エントリー 134:セール 4699)】
藤田 スキッパー(最後のレース!)
星野 クルー (最後のレース!)
●第3レース
参加艇数 61艇
着順 46
順位 45
得点 45
●第4レース
参加艇数 61艇
着順 41 ※藤田・星野ペアで過去最高順位
順位 41
得点 41
●第5レース
着順 DNC
順位 DNC
得点 62
5レース目 リタイア
葉山から江の島への回航
台風対策、係留、陸置き費用の削減等のためリタイアを決断しました。
※星野 クルー
2002年ぶりにインカレで工学院3艇出しを達成しました!!!!
17年ぶりの出来事に驚き、この代でついに3艇出しをすることができて感動しました。
この日は午前中風が全く吹かず12:00を迎えました。
午前中の微風時に1年の瑞慶覧と藤田で4699艇で待機していましたが、12:00を回り、レース数も限られてきたということで
前日レースに参加していないこともあり、急遽本日の1レース目(全体の3レース目)から4年星野、藤田になりました。
昨日秋イン1日目の1,2レースは1年瑞慶覧と藤田で走行し、1年生の瑞慶覧は初めての大会参加で困惑することがあったと思いますが、天気や風速にも恵まれ無事走りきることができていました。
今日は私にとって最後のレースとなる日で、急遽3レース目から選手交代し最初から藤田星野ペアで4699艇でレースに参加することになりました。
今までの出場してきたレース(インカレ予選)では最後まで走りきることができず英語がついてしまったり、ミスを繰り返してしまうような悔いの残るレースになることが多くありました。
それを踏まえて今回は初戦を落ち着いて、確実にレースを進めることを第一に心がけていました。
そのため無事参加したレースに関しては英語をつけずに最後まで走りきることができました。
最近の練習内容として、2艇での走り合わせをすることで登り角度を1艇ずつ見比べることができていたのがおおきかったと思っています。
艇も新しくなり、技術面においても意識して行動できる範囲が増えりしたことで速度が前に比べて速くなっていることをより感じています。
今までとは違って部員の人数、艇数も増え、練習内容もよくなり、その結果が今回の成績に少しですが示すことができて安心しています。
最後レースで自己の最高記録の結果を出すことができて気持ちよかったです。
(星野)
※藤田 スキッパー
今日は最後のレースでした。
いつもはレースに出ると何かトラブルが起きることが多く、最後まで走り切れないこともありましたが、今回は大きなトラブルもなく、すべてのレースを最後まで走りきることができました。
そして最後のインカレでやっと3艇出しを達成しました。
1艇出すので精いっぱいだったのに、3艇出せるようになり、部の成長を実感しました。
最後のレースは星野とペアで走りました。
やはり今まで一番一緒に乗ってきただけあって、安心感があり楽しむことができました。
最後に一番いい結果で終わることができてよかったです。
最近は普段の練習も2,3艇で練習できるようになり、知識も増えて確実に練習のレベルが上がっているように思います。
今後のレースで練習の成果が発揮できるように頑張ってほしいです。
(藤田)
【4403艇(エントリー 133:セール 4120)】
●第3レース
天気:晴れ 風向:190° 風速:5ノット
多田 スキッパー
河内 クルー(初インカレ!)
参加艇数 61艇
着順 55
順位 54
得点 54
※多田 スキッパー
1. レース展開
スタート前、周りの艇との競争により時間管理ができておらず、クルーとの息が合わず、メインの引き込みのタイミングとジブの引き込みタイミングにずれが生じてしまい、加速はイマイチだった。
1上と2上のリーチングの際にクルーの河内が落水してしまった。
自分が他艇のことを意識しすぎてしまい、クルーに的確な指示や気を配ることができておらずこのような落水に繋がってしまった。
最後の下マーク回航の際に自分の声がクルーに届いておらず、ジャイブとスピンダウンを誤って認識させてしまったため、動作が遅れてしまった。
この遅れにより、自艇の後ろにつけていた艇に追い抜かれてしまった。
これに関しては、技術の反省以前にコミュニケーションを取っている時の声量が小さいため、ハキハキと伝えることを意識する。
(多田)
2. 問題点、課題
・スキッパーの声量が小さかったことにより、クルーが誤認識してしまい、順位が落ちてしまった。
ランニングの際に他艇のことを意識しすぎており、自分の世界に入り込んでしまっていた。
→集中することはよいが、コミュニケーションに関してはしっかりと仲間が聞き取れるような声量で話すこと。
息が合わず艇速が落ちる原因にもなり得る。
(多田)
※河内 クルー
leg1
スターボスタート アビームからクローズでのクルーのジブ引きと時間管理ミスによる遅れから被せられた。
ポート側の速度の方が登れていたのでフリーウインドをとった位置でタック。
レーラインを超えた位置でブランケットになるのを防ぎ、他艇を抜かそうとしたが、艇速がつかず被せられなかった。
leg2
スピンシートをカムする位置が逆だったため、スピンポールの奥側を固定した時に真上に立ってしまい張るのが遅れ、しかもクルーが落水してしまった。
leg3
一艇を抜かしました。
ジャイブのタイミングでスピンが潰れたためその分張り替えを速く行った。
スピンダウンからのラフはスムーズに行えたと思う。
leg4
ポートからスタボのワンタックで走らせてしまった。
風の振れが分からなかった、タックで速度が落ちる、周りに他艇がいなかったことから行った事だか、できるだけこれは避けたい。
leg5
第3マーク辺りのスキッパーからのジャイブがスピンダウンだと聞こえ、行ってしまった。完全にクルーの判断ミス。
この為に酷く艇速が落ちた。
今回のレースミス数が各大会の中で一番多く、なおかつミスの内容も酷すぎました。
今回の事をバネにもっともっと練習し、こんなミスは絶対に繰り返さないようにします。
そして自分が練習すべき内容を具体的に考えていこうと思います。
4年生の藤田先輩、星野先輩、最後のレースお疲れ様でした。
(河内)
●第4レース
天気:晴れ 風向:170° 風速:9ノット
多田 スキッパー
廣田 クルー
参加艇数 61艇
着順 46
順位 46
得点 46
※多田 スキッパー
1. レース展開
この第4レースは最後の下マーク回航の時に東工、神大、工学院、青学、東洋の5大学が同時に下マークへ周りこみ、東工、神大はスタボから下マークに入り込んできてポート側は工学院、青学、東洋が横並びで入ってきた。
その際に一番マークの近くにいた東工がルームをくれと叫んでいたが、すぐ真横には神大がいてその横には工学院、青学、東洋が並んでいた。
自分たちは少し下ろうと努力したが東洋が下さないことには自分たちも下すことはできず、神大と青学艇に挟まれ全く身動きできなかった。
結局無理矢理下マークを回り艇速は激減し、下マーク回航までの順位は30番台に入り込むことができていたが、そこから一気に後ろの艇にリーチングで被されていき、7.8位分くらい順位を落としてしまった。
(多田)
2. 問題点、課題
下マーク回航前に周囲を見渡し、瞬時に状況判断ができるようになれば別のルートを選択できたと考えた。
実際に上智はリーチングの際に下し気味で走っていて、あまり順位を落とすことなくフィニッシュをしていた。
(多田)
※クルー 廣田
1. レース展開
このレースでは最初からオスカーが上がりパンピングが使えたのですがクローズではスキッパーにデッキ内に入ってもらってもクローズではパンピングはできないほどの中風域だったのでパンピングではなくウーチングでの波消しによって理科の船をクローズで追い越し、被すことができました。
3上では回航時は前の神大との差は大きかったのですが、波に合わせてのパンピングによって角度を稼ぐことができ、下に着いた時には追いついていました。
しかし下回航では自分たちは先にルームに入ったにもかかわらずスタボー位置の東洋大学がルーム内でスタボー宣告をされ無理に入られ乱交となりました。
その時下には艇がいたため自分たちには何もできず、下側に追いやられフィニッシュリーチで10艇ほど抜かれてしまいました。
2. 問題点、課題
フィニッシュでルームをちゃんと自信を持って言えなかったことは反省でした。
そのことがなければ抜かれることはなくさらに得意なリーチでさらに抜かせたかも知れなかったと思いました。
●第5レース
多田 スキッパー
廣田 クルー
参加艇数 61艇
着順 DNC
順位 DNC
得点 62
※多田 スキッパー
<感想>
今回のレースを通して、リーチングが上手くなっていることを実感した。
去年の春合宿の際に10メートル越えの風でもリーチングの練習をしており、安定したリーチング走行ができるようになった。
また、リーチングの際にスピンシートはある程度スキッパーが引き込み、クルーが準備でき次第手渡しする方法を取っていた。
強風の時はそこまで余裕がないと思うが、今回のレースでは順風よりやや低めの風であったため、このような手段を使った。
1年生の成長があまりに早く驚いた。
実際のレースでは焦る様子もなく的確な指示をしてくれてとても助かった。
動作に関しても自分が1年生の時と比べ圧倒的に上手だった。
また、女子インカレ、五大戦、国公立戦、秋インカレ、と様々なレースを1年生のうちに経験できていることは過去にない事例で今後の成長を期待したいです。
今回の国公立戦や秋インカレでは過去に比べて圧倒的に成長していることが実感できたレースであった。
しかし反省点も多くあり、今後の活動で修正していければと考えている。
(多田)
<今後について>
来年から本格的に就職活動が始まり、来年の春インカレは出場できない可能性があるが、春合宿で少しでも顔を出せる時間があれば練習に参加したいと考えている。
(多田)
【3909艇(エントリー 135:セール 3547)】
三原 スキッパー(インカレ 初スキッパー!)
福永 クルー
●第3レース
参加艇数 61艇
着順 59
順位 58
得点 58
●第4レース
参加艇数 61艇
着順 59
順位 59
得点 59
●第5レース
参加艇数 61艇
着順 DNC
順位 DNC
得点 62
※福永 クルー
<感想>
今回のレースは、国公立戦に続き2回目の三原スキッパーでのレースでした。
しかし国公立戦とは雲泥の差ほどの緊張感の違いをレース前に感じました。
その中でも三原が落ち着いて出来ていたのが、先輩としてとても嬉しかったです。
レース内容としては、スタート前に焦って船を止められなかったりクローズの時に無意識に下すところもありましたが、2レースを三原がスキッパーとして完走できたのは良かったと思います。
自分としては後輩たちに勝って欲しいという思いが一番強い。
そのためにあと一年頑張ろうと思います。
(福永)
【最終結果】
19位/22大学
■葉山港から江の島へ回航
第5レースをリタイアして回航を選択しました。
予選敗退後は次の木曜までに葉山港を出なければならず、学生は平日に授業をさぼることは許されない、森戸海岸へ行く選択もありましたが、ここ数年、台風の被害が多く、先日も最大瞬間風速40m/sを超えた台風が直撃し被害が出た大学もあり、うちの大学の船も2年前には台風の影響で廃艇および廃艇にならないまでも船が損傷、マストが曲がるなど、被害を経験しているため、この選択になりました。
前日に現役と検討し、町田が最終判断しました。
一旦、全艇が葉山港へ着艇して帰着申告、リタイア届提出を実施。
その後、回航準備をし、葉山港へ出艇申告をして葉山港をあとに。
470を3艇、レスキュー艇を葉山から江の島へ回航。
高見くんが車を出してくれ、全員江の島で解散することができ、効率よくできました。
16:15ごろ葉山港を出て、17時を少しオーバーして470の全艇が江の島へ着艇できました。
レスキューが葉山港を最後に出て、最初に江の島へ着き、17時を少しオーバーすることを伝えておきました。
秋なので日没が早いです。。。
葉山港へは無事に全艇が江の島へ帰着したことを電話して、葉山港側の帰着申告は完了でした。
(OB 町田)
<回航メンバー>
470 3艇:
→多田、河内、藤田、福永、廣田、佐藤
レスキュー:
→三原、OB 町田
陸送:
→星野、OB 高見
参加者
4年 藤田、星野
3年 多田、福永
2年 廣田、三原
1年 佐藤、河内
OB 高見さん、町田さん
〇第4レース 4699艇、4403艇の攻防